体調不良(MTさん)

マクロビオティック基礎科 前期 レポート

 

 

今までの食生活を振り返ってみると、長年、食べたいもの(甘いもの、パン、牛乳などの乳製品、お肉など)を好きなだけ食べて、日頃、たまっているストレスを食べることにより発散させていました。

先生の教室に通う前から、本、雑誌などで「玄米は排毒効果があり体によいものだ」というマクロビオティックの考え方を知り、健康のため、たまに玄米を食べる程度でした。しかし、昨年、春の人間ドッグで体の不調が色々と出てきてしまい、体重も激減してしまいました。このままにしていたら大変なことになるとやっと気付き、どうしたらよいか悩み、不安な気持ちでいたところ、インターネットで先生のお料理教室のページを見て、先生のもとですぐにでもマクロビオティックの料理・食養講座を学びたいと思い、申し込みしました。

半年間、先生のもとで勉強させていただいたおかげで、食生活、体の変化、気持ちが大きく変化しました。

 

    食生活

【今まで】

        主食より副食が多く、肉中心の料理だった。必ずといってよいほど、食後に甘いもの(お菓子、ケーキなど)を好きなだけ食べていた。

        栄養バランスを考え、食事してきた。たくさん食べることはよいことだと思っていた。(今、振り返れば、栄養の過剰摂取だったと思う)※1

 

【現在】※2

        玄米、野菜、海藻類中心の食事を取るようになった。

        有機食品(野菜、調味料など)を購入するようになった。

        調理方法が変わった(皮むかずに、丸ごと使用)。

        12食になった(消化機能を休めるため、朝食は抜く)。

        一口100回以上噛むようになった。

        主食と副食の食べる割合(5:3)を意識するようになった。

        野菜中心の食事でも、とても美味しいことが分かった。

 

●体の変化

【今まで】

        高血圧のため降圧剤を9年間服用。

        総コレステロールの数値が高い。

        便秘症(硬くてコロコロな黒色の便)。

        顔・手にシミが多い。※3

        体調不良(体に力が入らない、手足が冷えるなど)。

 

【現在】

        降圧剤の服用を中止したが、血圧は安定している。

        毎日、快便になった(大きな便が出る)。

        顔、手にあったシミの色が薄くなった。顔つやがよくなった。

        体に力が入るようになり、体を動かしやすくなった。

        体重が少し増加した。

        朝、決まった時間に目覚めるようになった(睡眠時間が短くても目覚めはよい)。

 

    気持ち

【今まで】

        物事を何でもマイナスに考えることが多かった。不安な気持ちが大きい。

        何かをしようとする前向きな気持ちが起きなかった。

 

【現在】※4

        前向きな姿勢で物事を考えるようになった。

        心がおだやかになった。

        毎日、感謝の気持ちで過ごせるようになった。

        今日1日を精一杯充実して過ごそうと思うようになった。

 

    運動

【今まで】

        ほとんど運動をしなかった(歩く時間・距離が少ないため、ひざの関節が痛い)。

 

【現在】

        積極的にウォーキングをするようになった。※5

→昨年11月より、犬を飼い始め、犬と共に、朝、夕方と散歩するようになった

(1日平均1時間)。

 

    最後に・・・

昨年10月より先生のお料理教室に通い始めてから、真剣にマクロビオティックを実践し、体調不良であった体が大きく変化したことにより、「病気は食べ物と考えが引き起こす、どんな病も体の自然治癒力を高める食事法で健康になる」ことを身をもって実感いたしました。

また、先日、先生に「だんだん顔色がよくなってきている」と言われて、とてもうれしかったです。次第に、これまでマイナス思考であった自分の考えが前向きになり、心がおだやかになってきているではないか、と思います。

しかし、現時点では、まだ、健康や食事に関しての自分の体の声をはっきりと聞くことができておりません。もっと、自分の体の声を聞けるようになるため、先生や周りの人たちに感謝しながら、これからも恭子式マクロビオティックを学んでゆきたいと思います。半年間、ありがとうございました。

 

P.S.

この半年間、毎週、先生のお料理教室を楽しみに通っていました。さまざまなおいしいマクロビオティック料理を習得することができたので、我が家の子供たちに教えてあげて、子供たち一人一人にも、健康で仕合せになってもらいたいと思います。


 恭子から一言
 この方は、医者に健康にしてもらう、という以前の私と同じ考え方でした。自分のからだの主治医は、自分なのです。それがわかり、自立(今、何を食べればいいのかがわかる)していくお手伝いが、私の教室の役割です。そして、お顔がどんどん明るくなられました。

※1
私たち現代人は、栄養学を皆、学んでいます。
それは三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)をしっかり摂る、と習っています。
しかし、現代では、それが、必要以上に摂る過剰栄養になっています。それが、私たちの病気の原因となっているのです。

※2
この6項目こそ、食事改革の中心です。よく、改革してくださいました。

※3
しみ、が多いのは、甘いものが体内で脂肪へと変わること、また、肉の摂取が多いこと、が原因なのです。だから、玄米菜食になると、皆さん、全員、肌がきれいになります。

※4
この考え方が明るくなる、穏やかになる、というのは、とても大事な事でマクロビオティックの陰陽と料理を習うだけでは得られません。教室で、恭子式マクロの考え方を伝えていく中で、皆さん、表情が変わっていかれます。
「○○よりマシ」
「妥協せよ、妥協せよ」
「畳の目ほどの進歩に感謝」
「今に満足、今日に感謝」
「まっ、いいか、次行こう」…

※5
「気」「血」「動」が大切です。
「血」は、食事です。
そして、それを助けるのが、「動」です。
私は、山を歩き、朝は毎日1時間、自分流の体操をします。
なかなか、食事は改革しても変わらない方に、私の体操の一部をお教えすると、結構、便秘が治ったり…顔の肌がきれいになったりします。